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2005.01.07

マサさんのコメントから

マサさんのコメントから

なんか沢さんの言っていることがよくわからないですねえ。
やっぱりもっと会計とかの知識を深めないといけないですね。

>だってそうしたらB/SとP/Lとの相関関係
をぶった切ってしまうことになるよね。
それは絶対おかしいよ。まともにやったら法
人税が税率じゃなくて税額付加になってしま
うでしょう。これじゃあ進んでやりたがる会社は
ないですね。


>だって帳簿上で減損しても税務上で損失
にならなければ「叩き売ったほうが得」に
なりますね。

上記のあたりがどういうことかもう少しわかりやすく適当
な具体例とか出して説明してもらえると助かるのですが。
どうでしょうか?
それと前の記事の「いい話」はないと言うことですか?

マサさんこんにちは。

えーと、私、昔公認会計士をめざして挫折したもの
ですから(笑)
かすかながら企業会計原則みたいなものが記憶
のどこかに残っています。

B/SとP/L(貸借対照表と損益計算書)は純利
益の部分と資本の部分とが年度末会計では合致
する必要があります。このふたつの表を図形で表
すと純利益の部分に対応して負債が減って資本
増加と合致してぴったりはまる関係にならなけれ
ばいけません。
つまり借方と貸方が均衡しなければならないはずです。
この大原則をこの税法は無視していることになり
ますね。
つまりB/Sで資産勘定が減ったら、利益が減るか
損失が増えなければ借方、貸方が均衡しませんが
税法上の会計処理はそれを認めないということなので
これでは税の徴収のためだけの経理処理であって
まったくのご都合主義だと思います。
いくら企業会計と税務会計は違うといってもここまで
やってしまうのは掟やぶりです。

この場合、企業会計上では赤字でも、税務会計
上は黒字になるケースもありますし、赤字でなくて
も企業会計上は少ない利益が税務会計では何倍
も利益がでてしまうということが考えられます。

例をあげると
減損処理前に4000万円の利益になっている会社が
あるとします。
つまり税務会計では4000万円が課税対象です。
この会社が減損処理3000万円をした場合、
企業会計では1000万円の利益になります。

法人税率が40%とすると法人税は1600万円ですね。
企業会計上の利益に対しての税率は160%になって
しまいます。

ところが実際にこの物件を売って売却損を出した
場合はどうでしょうか。この場合は税務会計上
も1000万円の利益となります。
この場合の法人税は400万円です。

今後も不動産価格が低迷するのなら、この会社は
減損会計で企業会計上の損失を計上するよりも
売却し、売却損を出して税務会計上も損失を出した
ほうが税効果を考えれば有利になるはずです。

これが「叩き売ったほうが得」という考え方の根拠
になります。

また、今回の減損会計ではいい話は無かったという
結論です。すいません。その点は私の勘違いでした。

会計に関しての内容は昔勉強した本はすでに手元
にないので、か細い記憶にだけで書いたので、用語
の使い方も違ってるかもしれません。またまた勘違い
もあるかもしれませんので、あんまり信用しないで
「参考」としてくださいね。

当時、大学生だった私は公認会計士をあきらめ
国税調査官には受かったのですが、元来いいかげん
な性格なので役人は無理だろうと損保に就職したり
と、あとから先輩に「役人になるのが普通だ」と言われ
たり散々だったのですが、今は税務署嫌いになって
しまい、世の中いろいろだなあと・・・
ちなみに私に「役人になるのが普通だ」といった先輩
は就職おちこぼれのあと、なぜか今は大学教授
なっているので世の中はほんとに不思議なものです。


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コメント

さわさん、説明ありがとうございます。

なんとなくですが、少し理解できました。
減損会計は、適用対象の会社にとっては「よくない話」ですが、不動産投資家には「いい話」かもしれませんね。

昨日、全国賃貸新聞を見ていたら減損会計のおかげで不動産が売りに出てくるだろうという記事がありました。いい物件が出てきて買えるといいけど。

それから、減損会計って上場企業しか対象じゃないんですかね。
まずは上場企業からでそのうち非上場企業も対象ということなのか、それとも投資家保護のためなので今後とも上場企業のみ対象なのでしょうか?
本当に会計は難しい。でも大家業でも知識は必要ですよね。今後勉強していきます。
ありがとうございました。

投稿: サラリーマン大家マサ | 2005.01.08 10:59 午前

まささん こんにちは。そうですね。不動産のバーゲンセールが出てくるといいですね。今のところ上場企業が対象のようです。中小企業で実施されたら、赤字企業続出でしょうからできないでしょう。会計はまあ、細かいことは気にしないで、収益と税金の関係だけ抑えておけばいいでしょう。たとえば所得税30%で一括損金で落とせる塗装代100万円などを支払ったら実質の負担額は70万円になるとか(その年の所得税が30万円安くなるから)その程度でいいと思います。

投稿: 沢孝史 | 2005.01.08 01:02 午後

叩き売った方が得という考えははちょっと乱暴です。
というのも減損会計導入に先立ち、税効果会計が既に導入されているからです。

税効果会計と言うのは会計上の利益と税務上の利益を調整する弁のようなものなのですが、
沢さんの説明を使うと、会計上の利益1000万円に対しては法人税が40%ですから400万円が税金のはず。
では税法上の1600万円と会計上の400万円の差額1200万円はどうなるかと言いますと、
会計上、税金の前払い(繰り延べ税金資産)としてBSの資産勘定に計上します。その分PLの税金は減少します。
こうすることによってBSとPLの均衡が保たれるわけです。
勿論、実際に3000万円ダウンで売却した時点で税法上は損失になりますから、会計上は繰り延べ税金資産を取り崩すことでこれまたリンクが保たれます。

減損会計が導入されるから叩き売った方が得というより、上場企業の場合はキャッシュフローの観点もより重要になってくると思います。

投稿: サラリーマン大家になりたいなあ | 2005.01.11 11:13 午前

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