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2011.08.31

武田邦彦先生の講演会

不動産投資と原発、話がかけ離れているようにも思いますが、事故が起こればその周辺は住めなくなりますので、実は大きく関連しているように思います。

昨日、静岡の法人会で中部大学教授の武田邦彦氏(ほんまでっかTVなどに出演中)の講演会がありましたので、備忘をかねて内容を書き留めておきます。

まず、武田先生のキャラですが、TVでけっこう受けている→トンデモ系かとも思いましたが、経歴から推測すると「ちゃんとした人」のようです。また、最前列で受講しましたが、表情や全体の雰囲気から「うさんくさくない」印象をうけました。

主な経歴として 東大卒 旭化成 入社(原子力の研究者) 昭和61年に同社ウラン濃縮研究所所長 平成14年 名古屋大学教授・・・ 原子力安全委員会の委員も務め、当時唯一、原子力の安全性に疑問を持ち発言していたが意見が反映されずやめることとなったようです。

自身のポジションとしては
安全な原子力なら賛成派 しかし、現状で安全が担保されているとは到底考えられないため、今は「原子力は止めるしかない」という意見。
研究だけは進めて「これなら大丈夫」になったらいいよね。でも200年後くらいかも。
といった感じ。

私見ですが、頑固な推進派、反対派ではなく、現在の技術レベルを客観的に判断して、論理的な結論を出しているように感じました。
経歴、考え方、人柄など全体の印象からは「自ら調査した結果に基づいて、公正、冷静な判断ができる」人で事実を捻じ曲げて恣意的な結論を出す人ではないのではないかと。

前置きはこのくらいとして

さて、まず原発の耐震性

現在の設計基準は
原子炉本体 震度6~7
全体では  震度4程度

つまり、震度6で本体は無事かもしれないけれど、その付属設備、建屋は壊れるということです。
これは事実で確認されていて東日本にある原発は震度6ですべて壊れた。日本全体の原子炉が56基 そのうち、東日本にあった24基すべてが損傷を受けたということです。
西日本に損傷がないのは「今のところ西日本で震度6を経験した原発はない」という理由だけで、西日本が大丈夫ということにはならない。むしろ震度6以上であれば間違いなく損傷するということです。事実がそうなのですから当然ですね。
ということは
震度6以上の地震がきたら「放射能は漏れる」ことが前提であり、電力会社も国もその前提は認めているそうです。(私見 そんなこと一般市民は「知らない」ですよね)

ちなみに、福島は震度6で当然壊れ(津波だけで壊れたのではない)、当時茨城第2原発が爆発寸前までいった(HPで公表されている)。もし爆発していれば首都圏はどうなっていたか・・・。

次に 静岡の講演ですので・・・・浜岡原発はどうか

浜岡原発 震度6で間違いなく壊れます。そのあと福島のようになると・・・・風向きが「悪い」ので放射能を帯びたチリが静岡市には「間違いなく降り注ぐ」ことになります。
ちなみに福島の場合、風向きが良かったので8割は海側へ「とりあえず流れた」のですが、静岡は逆に8割は静岡に流れることになります。
(ということで、もし事故が起こると私が住んでいる静岡市は「100年住めなくなる」ということでした)
(おいおい、そんなやばいことになってたの?)

で、どうして「そんなことになったのか」ですが

先生によると

原子力は、研究費 2000億円 地元 800億円の予算がつけられ「金まみれ」の状況になってしまい、安全かどうかではなく「やめられない」状況になってしまっているから。
黎明期には志の高い研究者などを中心に始まった原子力産業ですが、その後の「金まみれ」によって変質してしまったとのことです。
ちなみに2006年を境に「安全な原発推進派」はいなくなり、ただの「推進派」だけとなってしまっている。

放射能の影響について

年間1ミリシーベルトが国際基準であり、この1ミリシーベルトは原子力に携わる人のコンセンサスとなっている。
福島の学校で年間20ミリシーベルトとしたが、これは年間400回のレントゲンを浴びるのと同じこと。
原発にかかわる人の基準は20ミリシーベルトだが5ミリシーベルト以上浴びているひとが白血病になると労災認定される。
それなのに、子供に20ミリシーベルトは「ありえない」
人類の被爆は 広島 長崎 チェルノブイリの3回しか経験していないので実際の人体への影響は未知数、わからないのに「大丈夫」というのは無責任だ。


先生の見解では地震のある日本において「原発は無理」であるが、では原発がなくてやっていけるの? という点について

まず、大前提として安全性と必要性は切り離して考えなければいけない。
56機の飛行機のうち、24機が墜落したら、残り32機は飛ばさないでしょう。原発は稼働させるのですか。危険だけれど必要だから稼働させるという論理は成り立たない。

また、実際に必要かどうかについては
震災直後の3/15 国際エネルギー機関が「日本の原発がすべて止まっても、電力は供給できる」 発表した。その理由として火力発電の稼働率が30%であり、その稼働率を上げれば良い。

石油などのエネルギーの枯渇については、石油危機のとき、石油の寿命はあと40年と言われたが、今は危機から40年を過ぎている。現在の発表は[あと42年] これを毎年繰り返している。中国が尖閣諸島にちょっかい出すのはその海域にイラン、イラク並みの石油があるからと報道されているけれど、そうするとあと42年で枯渇するとは到底思えない。
つまり、寿命は「商売上の理由」で言っているだけで、実際の埋蔵量は莫大にある。

コストについては、今回の原発の賠償を除いても補助金などを考慮すると火力とコストは同じになる。(賠償を加えると原発のほうが高い)

地球温暖化が進むという点については
現在は太陽が暑くなる時期で二酸化炭素の影響ではない。平安時代と同じくらいの気候。
暑くなると南極の氷が解けて陸地が減るという意見があるが、IPCCの報告書では南極の氷は解けず、逆に増えるとなっている。なぜか環境省は誤訳している(意図的か)。(沢補足 北極が溶けても陸地は減りません。コップの氷が溶けても水位は変わらないですから)
NHKがツバイの状況(海水が陸地に入ってくる映像)を流したが、まったくのやらせ報道だった。ツバイは数十年前から状況は変わっていない。元々陸のない島で大戦中に米軍が空港を造成、戦後、その陸地に人が住み始めた島だ。
ちなみにNHKがツバイの映像をとったのは大潮のとき、これだけでも意図が感じられる。
よく「やらせ報道」でつかまらないものだ。

その他にも有益な話も多々ありましたがメモ取りきれない部分もありましたので割愛させていただきました。また聞き間違いなどありましたらご勘弁くださいませ。

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